ネット検索でURのテナントで目ぼしい物件は2件ありましたが、豊ケ丘の物件はすでに借り手があり鶴牧落合商店街のテナントはまだ空きがある状況だったので、とりあえず視察することに。
店舗を構える条件として、人通りがあり、駅から近く、ライバルになりそうなお店が少ない、家賃が安い、スーパーや学校など人が集まる施設がある、できれば緑が多く静かな場所がいいと思っていました。
でも、まぁそんな良い条件のテナントはなかなかあるはずもなく…。
あまり期待はせずに、鶴牧落合商店街に向かいました。
多摩センターといえば駅前には大型のマンションが増えているけど、駅から離れた多摩ニュータウンの団地は少子高齢化が急速に進んでいる街。
ほぼ初めて訪れた商店街はスーパーの三徳さんや郵便局、保育園、小学校などがあり、静かながら長く営業されている雰囲気の個人商店がならんでいました。街の歩道や花壇がとてもきれいに手入れがされ、気持ちが和むような場所でした。後に知ることになりますが、住民の方々が緑化委員会を立ち上げ町並みを守っているそうです。
ちょうどお昼時だったので、まずは一軒のカフェでお店でランチを頂くことに。お母さんが作ってくれたお昼ご飯のような素朴でほっとする定食。まわりのお客さんたちは友達同士みたいでおしゃべりを楽しんでいるみたい。でも、ガヤガヤうるさくなく居心地もいい。うん、良い感じ。
まだお腹が空いていたので、その隣のもう一軒のカフェでケーキとコーヒーを注文。
こちらは内装もおしゃれで、店員さんもテキパキ動いていて若いお客さんが意外と多い。
さっき並びの設計事務所さんの店頭で買ったリサイクル本を読みながら、のんびりしてしまった。こういうのって何ヶ月ぶりだっけ…。
お店を出てぶらぶらあるいてみたり、橋の上のベンチに座って。ワンちゃんのお散歩をしている人を眺めてみたり。なんだか良いなぁ。
視察のつもりが心癒され帰路についてました。
実は、その日は全く意識していなかった「デイサービス麻の葉」との出会いで僕はここに開店することを決めることとなります。